K-POPにハマった2008年のこと

Ustream「K-POP LOVERS!」をご覧いただいていた方や、イベントのMCなどで知ってくださっている方もいらっしゃると思うので、K-POPについてのお話を書いていきたいと思います。まずは、ハマったきっかけについて。


MKMF2007で見たSUPER JUNIORに衝撃


私がK-POPにハマったのは、2008年のことです。


当時、東方神起きっかけで韓国の音楽に興味を持った私は、CSで「Mnet KM Music Festival 2007」(現在のMnet Asian Music Awards)を見ることに(おそらく再放送なので、2007年末か2008年頭)。そこで、SUPER JUNIORの“乾き”の楽曲のカッコよさとパフォーマンスに、度肝を抜かれました。

※オフィシャルで残っているものがなさそうだったので、アンオフィシャルなものですみません…。


このオリエンタルなサウンドメイク、音数は決して多くないのにすごくかっこいいし、こんな音楽、日本では全然聞いたことがない!と、とても驚きました。初めてのなにかに出会ったような感覚というか。それぐらいびっくりしました。


そこから、Mnet Japanに入り、毎週欠かさずM COUNTDOWNを見て、「K-POPって面白いなぁ。J-POPと全然違うなぁ。ヒップホップも多いし、幅が広いなぁ」となっていくきっかけが、この2組。

ヒップホップ・グループとして高い人気を博していたEpik Highと、韓国のコールドプレイとも称されるNELL。この2組の流麗で美しいメロディーライン、どこか切なさを感じるサウンドはいまでも大好きです(改めて動画見返しても、めちゃくちゃいい曲ですね…)。



2008年のK-POPシーンの簡単なトピック&ヒット曲


さらに、2008年は東方神起が「Mirotic」で韓国音楽シーンにカムバックしたり、BIGBANG、WONDER GIRLSの人気がとんでもないことになっていたり、BROWN EYED GIRLSが大好きになっていったり、(いまでも女性グループのなかで一番好き)、そして、SHINee、2AM、2PM、U-KISS、A'st1といったグループがデビューしたり。さまざまなことがありました。

(ちょっと話ズレますけど、MKMF2008の新人グループのパート「Something HOT」のパート、すごくいいので検索等でぜひみてください…!!!!! こちら


ここから遡ること1年前の2007年は、BIGBANGの「Lies」や、WONDER GIRLSの「Tell Me」が大ヒット。その後のヒット・ソングの流れが変わりつつあった一方で、SMエンターテインメントは以前からの流れで、社会批判を含む歌詞とド派手なパフォーマンスを融合させた独自のスタイル=SMP(SMミュージック・パフォーマンス)でのカムバックが中心だったように思います(SUPER JUNIORの「Don't Don」とか)。少女時代のデビューもこのあたり(「Kissing You」は何度聞いても名曲…!!!!!)。さまざまな音楽スタイルが混在したこの時期のK-POPも、改めて魅力的だったなぁと思っています。


ただ2008年は、ハマるきっかけになったSUPER JUNIOR本体のカムバックはなく。SUPER JUNIOR-MとSUPER JUNIOR-Happyが始動した時期です(どっちも好き)。そして、武道館で来日イベントも行われた年だったりします。

そのころのJ-POPシーンは…


一方、2008年のJ-POPシーンは、嵐が初めての五大ドームツアーや2度目のアジアツアー、初の国立競技場でのライブを行ったり、オリコン年間ランキングで「truth/風の向こうへ」が1位になったり。EXILEがPERFECT YEARと銘打ってさまざま企画を実施したりした時期。

そして、東方神起「Purple Line」がオリコン週間ランキングで1位を獲得。グループ初の首位に輝いたこの作品は、前述のSMPを誕生させたと言われているユ・ヨンジン、そしてその弟であるユ・ハンジン、JJ650が手がけた楽曲です。聯合ニュースのヨンジン氏のインタビューによれば「東方神起を通じて、SMがアジアに向けて見せたい音楽を披露したい」とエイベックスに主張してMVなども制作されているそうで、いま考えると、J-POP市場における状況が変わっていくような動きも見える時期とも言えるかもしれません(そして、2008年は東方神起が初めてNHK「紅白歌合戦」に出場した年でもあります)。


いま考えると、印象的だったこと


再び韓国に話を戻します。Ust等で話したこともあると思うんですが、この後たくさんお仕事でご一緒させていただくことになる、CODE-V(BLESS)をM COUNTDOWNで初めて見たのもこのタイミングです。

※この映像は「MUSIC CORE」。

この「Homme」(ナムジャダッケ)も、私がK-POPにハマるきっかけの1曲。こんな切なく綺麗なR&B曲があるんだ…韓国すごい……。という感じで、ズブズブとハマっていくことになります。そこから数年が経過して、CODE-Vとお仕事をさせていただく機会ができるとは、思ってもいなかったです。人生、何があるかわからないですよね…(『初心』の初回盤Bにアコースティック・ヴァージョンが入ったの、とても嬉しかったです)。


2009年になると、少女時代の「Gee」、SUPER JUNIOR「Sorry, Sorry」などのヒット曲が出てきて、いわゆる「フックソング」が全盛期を迎えます。この辺りのお話は、また改めて書こうと思います。


出展:<インタビュー>東方神起オリコン1位曲の作曲家ユ・ヨンジン(聯合ニュース)