天気で決める旅行のススメ(2019年、名古屋滋賀の旅)

各SNSで散々言っていましたが、2019年10月30日〜11月1日の二泊三日で、名古屋、滋賀を巡って、京都から戻ってくる、という旅をしました。


そもそも、なぜ旅行に?

もともと予定が入るかもしれなかったところがキャンセルになり、何をしようかな〜と考えていて。「天気が良さそうだな〜」と思って、勢いで10月30日の未明に名古屋行きのバスを予約したところから、今回の旅はスタートします。そのまま、なんとなく名古屋と京都で宿をおさえました。平日だから、このあたりは結構余裕(無職を満喫しすぎている)。

8時台の新宿発、名古屋行きのバスに乗り込み、渋滞にも巻き込まれながら、15時ぐらいに名古屋に到着。最近多用している高速バスですが、新宿→名古屋だと、だいたい5〜6時間ぐらいです。途中で、2〜3回サービスエリアでの休憩を挟むのも楽しいし、昼の名古屋便は4000円とかでとれたりするので、新幹線の1/3(まあ、時間は3倍かかってるけど)ぐらい。もちろん、渋滞に当たったりもするので、時間に余裕がないと辛いので、次の予定に余裕がある時向けですね。ここは、お車での旅と同じだと思います。

この5時間の車中でやっていたことは、翌日以降のプランの組み替えです。というのも、足と宿だけとったものの、特に何も決めていなかったから。バスに乗った段階で決まっていたのは「熱田神宮にいく」「岡崎城にいく」「帰りは京都から東京に新幹線で帰る」、以上です。「天気がいい」という勢いで決めていたのですが、その後の考え方としては、下記です。


・熱田神宮は1日目に、岡崎城は2日目の朝にいくので、それ以降の予定を立てる(バスが夕方近くにつくので、1日目だけは先に決めておいたほうが良いです)。

・近江神宮行きたい(ちはやふるの舞台)

・天気がいいなら夕日が見える?→ 琵琶湖越しで夕日を見る?→長浜?

・「琵琶湖、観光」で検索→びわ湖テラスを知る→長浜からの行き方を調べる(めっちゃ遠い)

・この時点で、長浜→志賀(びわ湖テラス最寄り)の間に泊まることを決める

・そうなると、湖北、湖西エリアになるので、朝日が見られるところはどこだろう?と調べてホテルをとりなおす

・一瞬、比叡山に行くか悩む(近江神宮からそこまで遠くない)が、回りきれなさそうで断念

・そしたら大津エリアで船に乗る?(でも夕方の便がないので、15時前に大津港につかないと無理、なので予約はしない)


これ、全部調べてくれるgoogleってすごくない?


…こんな感じです。湖北エリアを走る湖西線で、宿泊したホテルの最寄りから志賀までの本数が少ないようなので、ここが肝になる。早起きだ!だから絶対に朝日をみるんだ!という気合いのみで、動いています。


初日

着いてまず向かったのは、当初の目的通り、熱田神宮です。

名古屋からJRで二駅で着く熱田神宮、いままでなんで行ってなかったんでしょうね…? あとから友達に言われたのですが、神社には属性があるそうで、熱田神宮は、私と相性がいいらしいです(パワースポットにものすごい疎い)。神社の属性について知りたい方は、レッツgoogle検索!


この日はそのままホテルにチェックインして、岐阜名物の鶏ちゃん焼きを名古屋で食べて(岐阜まで行こうとしたんですが、検索したら名古屋でも堪能できるお店がありました)、大満足。東京では「ねじべえ」さんとかで食べられます。前は渋谷にあって、めちゃくちゃよく行ってたんですが、気がついたらなくなっておりました。また行きたいなー。


二日目

翌日、朝きしめんを食べて、岡崎城へ。


地理に詳しい方はお気づきだと思うのですが、岡崎は名古屋からだと静岡寄りです。この後滋賀に行くことを考えると、遠回り。でも行きたかったんだもの…。

岡崎城は、徳川家康生誕のお城で、明治時代の廃城令で取り壊されたものの、1959年(昭和34年)3月、天守が復興。お城のなかには、テーマごとの展示があります。敷地内にある家康館とセットで見ると、徳川家康や徳川家の歴史はもちろん、宿場町として栄えた岡崎のことも知ることができ、勉強になります。


そして、岡崎城にもおもてなし武将隊、いらっしゃいます。


私、大河ドラマ「おんな城主直虎」の影響で戦国時代の井伊家、徳川家について知りたい欲が半端ないんですが(笑)、葵武将隊はまさにその時代の武将の皆様です。嬉しい! ちょうど私が博物館を出るタイミングがお出迎えセレモニー中だったようで、めちゃくちゃ近くで皆様を見てしまいました。びっくりした…。名古屋城もそうですけど、公園のご案内もしてくださるんですね。すごいな。


岡崎を後にして、向かうは滋賀県長浜です。途中で関ヶ原をとおったよ〜。


関ヶ原駅。さっき岡崎で見た関ヶ原のジオラマの実際の場所を通ってる、という感動です。

長浜に到着後、名物の焼鯖そうめんを食べに「翼果楼」さんへ。


甘辛く煮た焼鯖と、その煮汁で煮たそうめんをいただくこの焼鯖そうめん。長浜の郷土料理です。あのですね、めちゃくちゃ美味しい。 いままでなんで誰も教えてくれなかったの?ってぐらい、美味しい。そうめんは通常主食ですが、この焼鯖そうめんはおかずです。味が濃いから。なので、鯖寿司も一緒にいただいております。美味しい。私、もともと鯖が好きっていうのもあるんですが、あまりの美味しさに、一人で食べてるのに30秒に一回ぐらい「美味しい」ってつぶやくレベルで美味しいです。また食べたい。いますぐ食べたい。


焼鯖そうめんの美味しさに衝撃を受けたところで、琵琶湖&長浜城歴史博物館へ。

豊臣秀吉の出世城としても知られる長浜城、長浜城歴史博物館はそんな秀吉と長浜の歴史の展示が中心となっています。数時間前までいた岡崎城とは逆の見方になるので、それはそれでとても面白かったです。人のつながりもそうですけど、同じ事柄でも見方や立場によって、まったく印象や意見が異なる、ということを改めて感じますよね…。当たり前なんだけど忘れがち。

そして、ちょうどいい夕暮れの時間となり、豊公園の湖畔へ。長浜城自体、豊公園のなかにあるので、すぐつきます。いやー、絶景です。

ここで気づいたのですが、私、夕焼けは好きなものの、日が沈む様子を意識的に見たことがなかったので、太陽の下のほうが欠け始めてから動画で撮影してみたんですが、だいたい4分ぐらいで山にすっぽり隠れてしまいました。めっちゃ早い!思ってたよりも早い!


ここで、翌日朝日を見るのに寝坊したらこの4分を逃す、という恐怖感が生まれました(笑)。


さ。夕日が見終わったところで、豊公園を後にして、湖西線に乗り、ホテルのある近江今津駅に向かいます。湖西線で北に向かうと、北陸本線に繋がって敦賀にいける、ということもわかり(無知で恐縮です)。日本、繋がってる…。敦賀にもいつか行きたいなぁ、長浜経由で。※そうめん食べたいだけでは。


最終日

近江今津では、湖の横にあるホテルに泊まったんですが、窓の位置的にレイクビュー側ではなかったので、早起きして散歩に。すぐ先が国定公園のエリアだったので、歩いていけます。

が。

めっっちゃ、雲(これがツイートで言ってたやつですね)。

まじか〜まじか〜!とオロオロするも、めげずに待つことに。本当に思ったのは、気候的に最高の時期に来たので、体感的にはそんなに「寒い!」ってほどじゃないんですね。なので、散歩も最高。湖畔では、朝から犬の散歩をされている方が多数いらっしゃいました。おはようございます。

見れた〜!

しかし!ここで事件が!

雲の切れ間待ちのため、結構な時間外にいたので、乗る予定の電車にギリギリじゃない!?

電車、1時間に1本のエリアなので、ここは必死。しかも1時間後の電車は、乗り継ぎで30分待つこともわかり、なんとかここは死守したい!ということで、ホテルで準備してダッシュして駅へ。


ありがとうございます。無事間に合いました。15分ちょいかかるところを、10分ぐらいでいくほどの速度でした。歩くのがもともと早いことが、功を奏しました。


無事に近江今津から移動して、志賀に。


滋賀の、志賀です。

ここから「びわ湖テラス」にいくためのロープウェイが出ている「びわ湖バレイ」までのバスが出ています。最終的な目標の地、「びわ湖テラス」は、この写真の正面に写っている打見山の山頂エリアにあります。「びわ湖バレイ」自体、ほとんどの方がお車でいく場所だと思うので、バスも1時間に1本ぐらいです。でも、車がなくていけるの最高。

「びわ湖バレイ」からロープウェイに揺られること5分、「びわ湖テラス」に到着です。


ちょっとモヤがかかってて見づらいですが、超絶景。カフェもあって、座って眺めるびわ湖も最高だし、あと雲が上昇していく様子とかも見られるわけです。すごい。昇り竜みたい。インスタ栄え満点の場所なので、おそらくインスタにのせるんだろうな〜っていう写真を撮ってる人もいて、興味深かったです。

湖が見えるエリアの逆側では、山の景色も堪能できます。紅葉、始まってる!きっとあと数週間したらものすごい紅葉っぷりで、きっと人もいっぱいいたんだろうな…と思うと、初めてがこのタイミングでよかったです。ありがとう、私の行動力。ありがとう、私の思いつき。

ぼうっとしてたら1日いられるところですが、私には電車の時間がある!ということで、1時間半ぐらいで撤収して、近江神宮に。

ちはやふる〜!

修学旅行シーズンだったので、学生さんがちらほらいらっしゃいました。あ、あと前日の熱田神宮もそうだけど、七五三の時期なので、綺麗なお衣装に身をつつんだ子供達もいて、癒されました。


参拝後、「ちゃんぽん亭総本家」に寄って近江ちゃんぽんを堪能しました。美味しいですよね、近江ちゃんぽん…。近江神宮の近くにはないので、移動が必要です。でも満足。

その後、時間があったので、乗りたかったクルーズ船にも乗れました!

※船撮らんのかい、というツッコミはさておき。

私が乗ったのは大津港から出ている「ミシガンクルーズ」です。びわ湖を代表するエンタメ船、ということで、ご案内してくれるミシガンパーサーの方がめちゃくちゃ面白い。めっちゃ陽気。観光のことはもちろん、びわ湖の豆知識なんかも話してくださるので、こちらも勉強になります。バイカル湖やタンガニーカ湖に次ぐ古代湖で、めちゃくちゃ多くの河が流入しているけど、流出しているのは淀川のみとか。すごい。勉強になる。

ちなみにこの日は移動、移動、歩く、歩く、歩く!みたいな日だったので、この時点でバテバテ。そりゃ、3日連続で5時半に起きてずっと移動してるんですもの、限界があります。なので、ここからは京都に移動して、「とくら」のハンバーグをいただいて、この旅を終えることにしました(とくらに行くことは、大津からの移動タイミングで決めました)。

こちら、明太子マヨネーズハンバーグの180gになります。美味しかった…。


感想

私自身、比較的フットワーク軽いほうで、気になるとすぐ食いつく、みたいなタイプではあるのですが、ここまでのフッ軽さを発揮したのはなかったと思います。正直、長い休みがないと天気で旅行を決めるなんてできないし、無職ならではの体験だな〜と思っている部分もあり。平日ですし。ただ、旅行において天気は非常に重要なので、たまたまぽこんと出来た休みに、知らない土地を訪れてみる、というのは、面白い経験でした。滋賀自体は3度目で、1回目が昨年の「イナズマロックフェス」で訪れた草津エリア(ただ、ほぼ素通り)、2度目が今年9月の彦根です(ふわふわだった、あのときのひこにゃん)。9月の彦根はこのHPのブログにも書いているんだけど…感動したのに、めちゃくちゃ感想薄いやないか…。

というわけで、旅立つ前日まで何も決めていなくても旅行はできるし、個人的にはバスの旅をまたしたいので、近々どこか行く気ではいます。陸路最高。バス最高。本当は、乗り継いで乗り継いで九州ぐらいまで行っちゃいたいところだけど(帰りは飛行機使えばいいし)、今回の旅で、荷物の量も考えたら二泊三日が最高だな、と思ったので、できれば二泊三日でいけるどこかにいきたいと思います。

旅行に行くの大変だな…という方もいらっしゃるかと思いますが、何も考えなくても、こんな感じの旅行はできます。レッツ、フッ軽旅行。大丈夫、携帯の充電だけしっかり保っておけば、googleさんが頑張ってくれます。google、本当にすごいな〜、というのが一番の感想かもしれません。


長々と失礼しました。ありがとうございました〜!