はじめに
先日「Fire TV Stick」を購入したおかげで、一気に見ました、「PRODUCE 101 JAPAN」(通称日プ)。せっかくなので、私の視点で書いていこうかなと…。といっても、練習生個人の話はほぼありません。
日プの内容が発表された時に、無所属縛りだったことにツッコミを入れていたものの、見続けていくうちに、メンター陣の豪華さに加えて、韓国版「PRODUCE 101」シリーズの流れを踏襲し、おそらく国民プロデューサーたちの意見(つぶやき等)もしっかり反映させていっている印象があり、ホント、スタッフのみなさん凄い…!という気持ちで既存配信分、全部見終わりました(最初の方、出演者のコメントが字幕化されていない人もいたけど、そのあたりは中盤で解消されていたりして。101人出てるときって、名前出ないと顔と名前全然一致しないから…。でも字幕付いてること付いてない子の差はなんだったんだろう…?)。もちろん、練習生のみなさんの成長の速度が光よりも早くて、番組の中で1か月とか経っちゃうと、髪の色とかも変わるから、その成長っぷりにワクワクしますね…。これは沼。
あまり曲の説明がない日プですが、私なりに今回はテーマ曲と各バトルの楽曲の話を中心に調べてまとめます(あくまで個人調べなので、間違ってる部分もあると思うので、お手柔らかにみてください…!!!!!!間違ってる部分怒らずこっそり教えて欲しい…!)。そして、K-POPに詳しい方が多いと思うので、J-POPの方が少し詳しめかもしれません。敬称略になっている部分は、本当申し訳ないですがスルーしてください…!! ※そして、初回〜2回目のレベル分けテストの話は割愛します。
テーマ曲
まず「PRODUCE 101」は、101人の練習生たちが、初回のレベル分けテスト&再評価を経て、トレーナー陣による実力判定や今後のポテンシャルで5つのクラスに分けられます。そのあと、練習をして全員で披露されるのがテーマ曲。今回は、『ツカメ~It's Coming~』。
みなさんご存知、番組のキーになるこのテーマ曲は、101人のお披露目の曲でもあります。そして、今後もいたるところで流れてくるし、インストのピアノ・バージョンで泣かせにくる、アレです。
『ツカメ~It's Coming~』の作詞は少女時代「Gee」「GENIE」の日本語詞をはじめ、日韓の数多くのダンス・パフォーマンス・グループの詞を手がけている中村彼方氏。作曲陣のなかには、「PRODUCE 101 Season2」の「Pick Me」も手がけたRyan S. Jhunが名を連ねています。Ryan S. Jhunは、東方神起やEXOなど多くのK-POPアーティストの曲を提供しています。ミックスのテイストも、かなり韓国寄りになっているので、これまでプデュを見てきた層の人たちが入りやすい印象の曲になっていたなぁと…。
ポジションバトル
ボーカル、ラップ、ダンスのなかから、練習生たちが自信のあるポジションの課題曲で勝負をする「ポジションバトル」。課題曲は9曲、1曲を2つのグループで披露していきます。会場投票の結果、同じ曲を歌った2組で票数が多かった勝利チームに1000票、各曲の1位に3000票、ポジション1位に10000票が加算されるので、中盤〜下位の練習生にとってのこのベネフィトはめちゃくちゃ重要。このあとに脱落者が出るターンがくるものね…。
課題曲
ボーカル
・ONE OK ROCK「Wherever you are」(2010)オリジナル / 練習生1組 / 練習生2組
・Superfly「タマシイレボリューション」(2010)オリジナル / 練習生1組 / 練習生2組
・米津玄師「Lemon」(2018)オリジナル / 練習生1組 / 練習生2組
・back number「HAPPY BIRTHDAY」(2019)オリジナル / 練習生1組 / 練習生2組
ラップ
ダンス
・EXILE THE SECOND「WILD WILD WILD」(2016)オリジナル / 練習生1組 / 練習生2組
・BTS「DNA」(2017)オリジナル / 練習生1組 / 練習生2組
・Hey! Say! JUMP「OVER THE TOP」(2017)オリジナル / 練習生1組 / 練習生2組
・SEVENTEEN「HIGHLIGHT」(2018)オリジナル / 練習生1組 / 練習生2組
ここのチョイスがめちゃくちゃ絶妙だったと思っていて。ここ最近のヒット曲やK-POPの人気曲を持ってきているのはもちろんですが、ボーカル曲は歌詞からくる感情表現をしっかりと意識した4曲になっている印象(とても大切)。ONE OK ROCKの「Wherever you are」はロマンチックで美しいラブソングだし、ワールドカップのテーマソングだったSuperfly「タマシイレボリューション」は圧倒的な熱量があって頂上を目指す曲だし、米津玄師「Lemon」は死と悲しみを表現した楽曲で、back number「HAPPY BIRTHDAY」は切ない片思いが綴られている。歌詞をちゃんと理解して表現することの重要さを意識した選曲になっていると思います。
ダンス曲に関して。K-POPシーンの重要曲であるBTSやSEVENTEENに加えて、EXILE THE SECONDの「WILD WILD WILD」は、EXILE THE SECONDの初の単独アリーナ公演に向けての三部作の1曲で、限界突破していく、未来を切り開いていくという意思が込められた曲。Hey! Say! JUMPの「OVER THE TOP」は、グループの10周年イヤー第一弾だった曲で、「過去、いま、未来をつないで、新たな境地を切り開こう」というメッセージソングなんですよね。制作陣の意思を感じる…!(11/23追記:あと、Hey! Say! JUMPは、ちょうど今年10月に台湾公演もあったから、そのあたりも加味されているような気はしました)
グループバトル
第一回の投票結果が出て、60人となった練習生たちの次なる課題は「グループバトル」。各6人ずつ、合計10個のグループに別れて、それぞれに異なる課題曲を設定し、1位を決定。個人総合とグループ総合を競います。グループの中で1位になった練習生は20000、全グループの総合1位は50000、1位のグループに所属する6人全員に100000の票が特典として与えられます。まさに、総合力の勝負で、歌もダンスも評価対象になります(11/23追記:ちなみに、グループバトル前の第一回順位発表式、ボーダーとなった60位の総獲得票数は、156,742票。この後のコンセプトバトルの途中で放送される第二回順位発表式のボーダーである35位の総獲得票数は164,879票だが、このとき35位だった浦野くんはグループバトルで100000票のベネフィットを獲得している)。
グループの編成は、第一回の結果発表の上位陣からメンバーを選択し決定しますが、どの曲を披露するかは、まさかの代表者3名による障害物リレー(!)。途中に知恵の輪が登場するという、運試しもあり。
課題曲 (オリジナルは日本verがオフィシャルで上がっているものを優先で貼っています)
・DA PUMP「if...」(2000) オリジナル / 練習生映像
・嵐「Happiness」(2007) オリジナル / 練習生映像
・東方神起「Why? (Keep Your Head Down)」(2011) オリジナル / 練習生映像
・AAA「Wake up!」(2014) オリジナル / 練習生映像
・SHINee「Everybody」(2014) オリジナル / 練習生映像
・EXO「LOVE ME RIGHT」(2015) オリジナル / 練習生映像
・BTS「FIRE」(2016) オリジナル / 練習生映像
・三浦大知「(RE)PLAY」(2016) オリジナル / 練習生映像
・BLACKPINK「DDU-DU DDU-DU」(2018) オリジナル / 練習生映像
・三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「RAISE THE FLAG」(2019) オリジナル / 練習生映像
幅広い世代の人へのアプローチを意識しながら、攻めたバラエティに富んだ選曲になっている…!
J-POPに関しては、DA PUMPの「If...」は、リリースした年に生まれている子もいるんじゃないの…?という部分で驚きを隠せませんでしたが、2018年に再ブレイクを果たしたDA PUMPの自身最大のヒット・シングルは「If...」。そして嵐「Happiness」は、嵐がはじめてNHK「紅白歌合戦」に出場した時のメドレー内でも披露していて、その後も紅白で何度か歌っているという、みなさんご存知!的な曲(11/23追記:あと、他の曲に先立ってサブスクやYouTubeを解禁した曲、っていうのもあるのかな?)。AAA「Wake up!」は、アニメ「ワンピース」の主題歌。三浦大知くんの「(RE)PLAY」は、国プ代表ナイナイさんの「めちゃイケ」スペシャルの時に印象的だった曲だし、三代目は今年リリースのシングル「Yes we are」収録曲で、ライブツアーのタイトル曲。大衆性を意識しながらも攻めた、ある意味J-POPらしい、バラエティーに富んだ選曲だなと思います。
K-POP曲は、各グループの代表曲、キーになった曲が集まっているな、という印象。BTSは前回「DNA」で今回が「FIRE」というのも納得だし、EXOのラミライは、日本デビュー曲でもあり、軽やか&華やかですよね。SHINeeの「Everybody」や東方神起「Why」は、練習生の皆さんが死んでしまうんじゃないか…とすら思ってました…原曲のダンスの激しさが…激しさが…やばい…。BLACKPINKは、2018年のシーンを代表する1曲で唯一の女性曲っていうのも、他と角度が違ってイマドキでいいなと。
おそらく、K-POPの曲を先にある程度決めて、そこから違うテイストのものを選んでいく、という手法なのかなぁ、と推測しているけれど、実際はどうなんだろう…?
どの曲を披露するかを決める障害物競走は本当に大変そうだったし、K-POPが人気だったこともあって、結果希望の曲になっていないチームもあったけど、それぞれの色が出てるパフォーマンス。なにより途中でトレーナーのみなさんから言われて、話し合ったり、完成度を上げていく様に心を打たれたバトルでした。
(このタイミングで60人に絞られているのと、回を重ねていくにつれて顔と名前が一致していくので、この後の第二回順位発表のときの胸の痛さが自分的に尋常じゃなかった。超個人的な話をすると、グループのドキュメントとパフォーマンスで印象に残っているのは「Happiness」チーム。どんどん団結していって、当初の盛り上げる系から可愛い系に振り切った感じが好きでした)
コンセプトバトル
どのプデュシリースもそうですが、ここまでくると、もはや全員が推し、椅子が足りない、なんなら、落ちた練習生を復活させたい、という状況で登場するのがコンセプトバトルです。このバトルのために作られたオリジナル曲を使っての、コンセプトを見つけるための課題。ジャンルの異なる5曲が用意され、35人を7人編成の5チームに分けて争います。会場投票でもっとも良いステージを見せたチームと、チームの中で一番印象的だった練習生を決定。1位のチームには220000票のベネフィットとなりますが、全員が得るわけではなく、会場投票で1位になった練習生に100000票、2〜7位に20000票ずつ与えられます。どの曲のチームになるかは、練習生たちのイメージにあった曲を国民プロデューサーのみなさんの投票で決定します。
課題曲(それぞれのデモ音源はこちらから聞けます ※投票は終了)。
やんちゃBOYやんちゃGIRL(レトロハウス) 練習生映像
Lyrics By KZ, Kanata Nakamura
Composed By KZ, Nthonius, PUYO
Arranged By Nthonius
番組内解説:一度聞いたら絶対に忘れられないフックとクセになるメロディで聞いている人を爽やかな気分にさせる。ピュアだった幼い頃の気持ちに戻って「あなたと一緒に永遠にいたい」という独特な歌詞もこの曲のポイント。
中村彼方氏は、「ツカメ〜It's Coming〜」の時にも触れているので割愛。KZ、NthoniusはTwitterでも話題になっていましたが「PRODUCE X 101」の「이뻐이뻐(Pretty Girl)」やIZ*ONEの「하늘 위로(Up)」などを手がけています。超イポイポっぽい〜かわいい〜。
Black Out (フューチャーポップ) 練習生映像
Lyrics By Jinli(Full8loom). Kanata Nakamura
Composed By Gloryface(Full8loom), Jinli(Full8loom), Jake K
Arranged By Gloryface(Full8loom), Jake K
番組内解説:お洒落で異国の雰囲気がするラテンベースのフューチャー・ポップ。RnBリズムのトレンディーなラップから、激しくエネルギッシュなフューチャー・ポプに変わる多彩な構成になっている。恋人と別れ、まるで宇宙に独りで取り残されたような虚しさや寂しさ、暗くて落ち込んだ気持ちを表現した歌詞も特徴的である。
Full8loomは、プデュシリーズだと48の「I AM」、その他だと宇宙少女の「La La Love」とか。TWICE「올해 제일 잘한 일」SUPER JUNIORのイェソンさんの「Pink Magic」にも名を連ねている方々。韓国は、いわゆるコーライティング(複数のクリエイターが参加して楽曲を作る)が多いので、名を連ねている、が、どこまで作ってるのか、みたいなのはまた別の話ではあります。
DOMINO(フューチャーベース) 練習生映像
Lyrics By Kanata Nakamura
Composed By Choi Hyun Joon, Kim Seung Soo
Arranged By Choi Hyun Joon, Kim Seung Soo
番組内解説;EDMの下部ジャンルであるフューチャー・ベース・スタイルの曲。ディープ・ハウスで主に使われるプラック・ベース・サウンドと、印象的なメロディで力強さを感じさせる。新しい世界に飛び込む不安とときめきを「DOMINO」に例えたハイセンスな歌詞もこの曲のポイントである。
チェ・ヒョンジュン&キム・スンスチーム。チェ・ヒョンジュンはV.O.S/e.one、キム・スンスはSweetuneのキム・スンスだと思うので、最近の楽曲でいくと、IZ*ONEの「비올레타(Violeta)」かな。チェ・ヒョンジュンは、V.O.Sがスター帝国に所属していたので、ZE:AとかNine Musesの曲もたくさん手がけ、その後DSPメディアに移られているということで、KARAやAPRILの楽曲にも参加しています。なるほど、だからSweetuneか…。Sweetune大好き人間だから、それだけでときめいてしまった。そういえば、オーデイション番組にキム・スンス参加曲ってなんだっけ…?って思って検索したら自分のツイートが出てきました。「The UNIT」の「ネッコ」でした。♪ネコネコネコノンノーンネコネコノーン。
クンチキタ(ダンス ヒップホップ) 練習生映像
Lyrics By YOUNG JAY, BUGGY, VEN, KOHWAY, Kanata Nakamura
Composed By YOUNG JAY, BUGGY, VEN, KOHWAY
Arranged By YOUNG JAY, BUGGY, VEN, KOHWAY
番組内解説:トラップサウンドをベースにした強烈なダンス・ヒップホップ。シンプルかつクセになる楽曲に仕上げている。練習生の努力と情熱を表現した歌詞で、フックへと滑らかにつながるプレコーラスもこの曲の聞きどころである。
私、ヒップホップまったく詳しくなくて恐縮なのですが、Young Jayは韓国のヒップホップ・クルーのRHYDMEKAに所属する(していた?)ラッパー&プロデューサーの方、で大丈夫かな…? 情報が追いついていないその1なので、めちゃくちゃいろいろ教えて欲しいです…疎くて申し訳ない…(ハングルも駆使して検索しまくったけど、自分の理解が全然追いついていない…)。
Happy Merry Christmas(ハウス) 練習生映像
Lyrics By Yu-ki Kokubo
Composed By Bae Jae Seok, Yu-ki Kokubo
Arranged By Bae Jae Seok
番組内解説:心が弾むベルの音や冒頭の印象的なシンセリフで、クリスマスを連想させるハッピーなダンスナンバー。歌詞は大切な人と過ごすクリスマスの甘酸っぱさを表現。
作詞の小久保祐希氏は、TWICEやGOT7などの作詞、作曲等で参加されている方です。作曲のBae Jae Seokは、DAY6の「Finale」に名を連ねている方でいいのかな…?こちら、情報が追いついていないその2です。検索の限界で恐縮です…。番組から情報が欲しい…!
アレンジは韓国プロデューサー勢がやっているので、より本家プデュっぽいのかなぁと。K-POPっぽいっていう表現も本来少し違う気はするのですが、より、ぽいというか。あと、ちょっと自信がないですが、「Black Out」「クンチキタ」「やんちゃBOY やんちゃGIRL」は、振り付け映像のバックに「FREEMIND」ってロゴがあるから、そうなのかな? TEENTOPとかの振り付けやってるコリオグラファーの方のところかな…?
おわりに
※現在、9話を終えたところの感想です。このあとファイナルの曲が発表されたら更新するかも、このページ。
現状、12月11日に最終回を迎える予定の「PRODUCE 101 JAPAN」。なにせ1話が2時間以上ある&サブコンテンツとしてのオリジナル動画や企画が満載、かつネット配信なのでギガ放題にしないと大変!みたいな部分もありますが(私もWi-Fi新調しました)、圧倒的な熱量と緊張感を持ちながらも、時に助け合い、励ましあいながら、夢に向かって走っていく練習生のみなさんの姿に感動させられっぱなしですわ…涙腺がどんどん弱くなっていきますよね…。まだ、投票も間に合う! ぜひ興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか?
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