【最終回まで】投票対象データでざっくり見るPRODUCE 101 JAPAN

※2019年12月9日追記:第三回順位発表式で「得票総数には、現場投票数は含まれるが、ベネフィットは含まれない」ことが発覚したので、第一回、第二回の数値の「ベネフィットが占める割合」を削除、ユニーク部分を修正しました。


前回の「PRODUCE 101 JAPAN」の選曲が凄いと思った話が、ちょこちょこ反響をいただきまして…。ご覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

※グローバルアイドルを国民投票により作る「PRODUCE 101 JAPAN」にのオフィシャルサイトはこちら


今回挑戦するのは「投票対象データでざっくり見る PRODUCE 101 JAPAN」です。

基本は「データ」に絞っているので、国民投票と現場投票、ベネフィットを中心にまとめます。個々のキャラクター等は、特に触れていません。あくまで数値。情報はオフィシャルページや番組内、ポジションや順位はwikipediaを参考にさせていただきました…(間違ってたらこっそり教えてください…)


第1回順位発表に向けての投票

国民投票

投票方法:101人から11人を選んで投票。1日1回投票が可能(1日0時~23時59分)。GyaO!の特設ページより。

期間:2019年9月26日 0:01 - 10月18日 4:59(22日間)


現場投票

現場評価:ポジションバトル

現場投票総数:6,745票(個人票数への加算対象数)

現場評価ベネフィット対象数:106,000票

ベネフィット付与対象:
ダンス(4曲)ラップ(1曲)ボーカル(4曲)計9曲の課題曲を1曲につき2グループで披露し対決。会場投票は、(1)2チームのうち良いパフォーマンスをしたいチームに投票、(2)1つの曲の1組目と2組目それぞれのチームでもっとも良いパフォーマンスをした練習生に1人ずつ投票(いない場合は棄権可)。(A)勝利チームのメンバー全員に各1,000票、(B)各曲の1位に3,000票。(C)さらに、各ポジションの1位は10,000票。

最大ベネフィット獲得(A+B+C全て獲得で14,000票):本田 康祐、男澤 直樹


順位発表

発表:2019年10月24日配信分 エピソード5「第1回順位発表式」

投票総数:33,847,705票 

ユニーク(想定参加アカウント数/1日平均):139,839

※(投票総数-現場投票総数)÷22日÷11人


通過ライン:60位 古屋亮人 156,742票/内ベネフィット0票


この「ポジションバトル」は、(1)と(2)の投票が別に行われているからか、グループのメンバーが人気があって(1)のグループ対決で勝利したチームでも、(2)の個人の投票ではグループのメンバー1人ずつに投票になるため、グループごとに特に印象に残った1人に票が集まっていく、というシステム。

韓国版シーズン2を見返してみたのですが、同じように1曲で2班に分かれてのパフォーマンスながら、ここは「グループバトル」という名前でした。このときは1曲(2チーム)のなかから1人だけ、投票したい人がいなければ棄権OK。対決した各グループの個別票数を合計して、票数が多いチームが勝利、勝った方のチームの各メンバーが3,000票を獲得するので、少し違いますね(シーズン2以外はちょっとわからないけど…)。

下の順位になればなるほどベネフィットの影響が強くなる仕組みになっているものの、中間ぐらいの順位で1つ上の順位との票差が50票程度の練習生もいるという。TOP10ぐらいになると1ランクについて100000票近く、それ以上差がある人が何人もいます。


 

第2回順位発表に向けての投票

国民投票

投票方法:60人から11人を選んで投票。1日1回投票が可能(1日=0時~23時59分)。GyaO!の特設ページより。

期間:2019年10月24日 23:30 - 11月8日 5:00(16日間)


現場投票

現場評価:グループバトル

現場投票総数:18,160票(個人票数への加算対象数)

現場評価ベネフィット対象数:750,000票


ベネフィット付与対象:各6人ずつ、合計10個のグループに分かれて異なる課題曲を設定。観客は各グループの一人一人によかったと思ったら投票(棄権OK)。(A)グループの中で1位になった練習生は20,000、(B)総合評価で全グループの1位は50,000、(C)1位のグループに所属する6人全員に100,000票が特典として与えられる。

最大ベネフィット獲得(A+B+Cで170,000票):川西 拓実


順位発表

発表:2019年11月14日 エピソード8「第2回順位発表式」

投票総数:18,945,494票

ユニーク(想定参加アカウント数/1日平均):107,542
※(投票総数-現場投票総数)÷16日÷11人


通過ライン:35位 浦野秀太 164,879票/内ベネフィット100,000票


日プの場合はここが「グループバトル」になるので、グループとしての総合力に注目が集まっていたし、実際のベネフィットもグループで勝利することが重要でした。シーズン2との比較が続いて申し訳ないのですが、シーズン2だとここが「ポジション・バトル」という名前で、観客は60人の練習生に個別に投票をする形。練習生全員への個別投票で、1人につき1票ずつです。

第一回と比べると総投票数に対して、ベネフィットが占める割合が非常に高い。例えば100,000票を獲得した「RAISE THE FLAG」チームを例にとるとベネフィットを抜いた数字で改めてランキングを出してみたんですが、ベネフィットを獲得した効果で、ほとんどのメンバーが順位をあげていました(1位の川西くん、2位の川尻くんですら、順位をあげている)。ちなみに20000票とった練習生もほとんどが1ランクずつぐらいは上がっています。

ベネフィットを抜くと鶴房 汐恩(996,794票)、川西 拓実(979,244票)、川尻 蓮(974,606票)、豆原 一成(942,252票)の4人が約50000票差になっています。そして、次の順位と1000票以内にいるのが5人ぐらいる…僅差…。

そして、1回目と2回目の総投票数が56%まで減少しているのに、ベネフィットを抜いた数で投票数を伸ばしている練習生は、本田 康祐、與那城 奨、床波 志音、磨田 寛大、岡野 海斗、福地 正、佐野 文哉の7人。床波くんは前回比で1.8倍、本田くんは1.5倍強まで伸びているのは、結構すごいんじゃないかと思いました。80%ぐらいまでをキープしているのが16人ぐらいいます。

1回目の国民投票と比べると、1日に参加するユニークアカウント数の推定が約77%ぐらいになってるのは、wikiによると2回目の国民投票タイミングでSMS認証が必須になっているので、この影響もあるのかなと思います(なので、参加人数としては変わってないんじゃないかなぁと)。


第3回順位発表に向けての投票(2019/12/9追記)

国民投票

投票方法:35人から2人を選んで投票。1日1回投票が可能(1日=0時~23時59分)。GYAO!とソフトバンク特設ページ、どちらからでもOK。

期間:2019年11月14日(木)23:00~11月29日(金)5:00(16日間)


現場投票

現場評価対象:コンセプトバトル

現場投票総数:589票

現場評価ベネフィット対象数:220,000票

ベネフィット付与対象:会場投票で勝利したチームに220,000票、そのうち1位に100,000票、他5人に20,000票ずつ。

最大ベネフィット獲得:井上 港人 100,000票


順位発表

結果発表:2019年12月05日 エピソード11「第3回順位発表式」

投票総数:8,356,702票

ユニーク(想定参加アカウント数/1日平均):261,128
※(投票総数-現場投票総数)÷16日÷2人(ただし、投票方法が2パターンになり、全員が2回ずつ投票をしているという過程をすると、1日平均は130,562になります)

通過ライン:20位 今西 正彦 217,437票(内 ベネフィット0)

※辞退でのくり上がりを含めると、22位 宮島 優心 204,145票(内 ベネフィット0)


もう全員に椅子を与えてくれ…という気持ちにしかならない順位発表式ですが(見返すのも辛かった)、今回から11pick→2pickになったものの、「ソフトバンクLINE公式アカウントの友だち登録での投票」が追加になったので、一人あたり1日2アカウントを使っての投票が可能になったことが大きな変化。その効果もあって、総数だけで見ると、同様に2pickで行われたシーズン2は第二回→第三回の投票数比で15%まで下がったのに対して、日プは46%。仮に全員が2つの投票方法を毎日使っていたとしても、前回比23%なので、予想より下がらなかった印象です。ちなみにプデュ2は、20位のライグァンリンが188,940票、1位のカン・ダニエルが828,148票。ダニエルはベネフィットの10万が加算されているものの、2位のパク・ジフンが63万票なので、2pickとなった際のダニエルの強さが改めてわかります。一方、日プは20位の今西くんが217,437票、1位の川尻くんが516,171票です。

特筆すべきは第二回で13位だった白岩瑠姫くんが4位まで上がったことですが、11pick→2pickになりほとんどの練習生の得票数が50%ぐらいまで下がっているなか、白岩くんは90%をキープ。ちなみに、ベネフィットを抜いて第二回と第三回の得票数比が90%以上なのは、16位 金城 碧海、14位 井上 港人、4位 白岩 瑠姫の3人なんだけど、碧海くんは投票方法が変わったにもかかわらず、第二回の時以上の得票数を獲得しているのが本当に凄い。

ユニークに関していうと、エピソード9のラストに発表された第三回国民投票の中間地点での総投票数3,299,786票(そのうちGyaO!が1,951,864、ソフトバンクが1,347,922っていうの、最初公開された時は書かれてたと思うんだけど、アーカイブだとなくなってる…?)、少ない方のソフトバンク票で計算すると、1日当たりのユニークが106,673なので、新たな投票方法なのにほぼ下がってない。GyaO!単体で同様に出すと154,472となるので、投票に参加する人がどんどん増えている=注目度や熱量が上がっている。私もそうだけど、途中から見ている人もかなりいるってことなんだろうなぁ。当たり前っちゃ当たり前なんだけど…。


最終回に向けての投票(2019/12/13追記)  

国民投票

投票方法:20人から1人を選んで投票。1日1回投票が可能(1日=0時~23時59分)。GYAO!とソフトバンク特設ページ、どちらからでもOK。 

期間:2019年12月5日(木)23:00~12月11日(水)5:00(7日間)


生放送投票

投票方法:20人から1人を選んで1回投票投票が可能。GYAO!のみ。

期間:2019年12月11日(水)19時〜19時34分(34分間)


順位発表

結果発表:2019年12月11日 エピソード12「最終順位発表式」

投票総数:3,242,751票

通過ライン:11位 與那城 奨 140,003票(内 ベネフィット0)   


事前の投票期間が7日間しかない、そして1人にしか入れられないということで、なんとなくトータルで100万票ぐらいなのかな?なんて予想も見かけましたが、なんと300万票以上。ただ、前回の第三回順位発表式のGyaO!の1日当たりのアカウントの想定ユニークが154,472だったので、単純にここの数値を7日間分、GyaO!とLINE分で計算すると216万票に。あと、プデュ2は、最終回当日の生放送投票は1票で7票分でカウントされるという魔法があったものの、日プはそういったアナウンスはなかったので、そのままなのかなと。

総投票数とデビューメンバーへの投票率を計算すると、約68%。35人から20人になったときは、全体の85%を通過組の票が占めていたことを考えると、かなりばらけたというか、惜しくもデビューが叶わなかったメンバーも含めてめちゃくちゃ僅差だったんじゃないかと思います(辞退したユンドンくんとヨンフンくん分は抜いています)。

気になったのは、16日から7日(+生放送投票が1回)に投票期間が約半分に、2pikから1pickとなっての、各メンバーの今回と前回の比率。前回分のベネフィットを抜いて6割以上の数字を保ったのが、佐藤 景瑚、川西 拓実、金城 碧海、大平 祥生の4人。景瑚くんは70%で止まっていて、率だけで見ると一番下がっていません。前回の項でも触れたけど、碧海くんは2回目から3回目で投票方法が変わっても唯一投票数が下がらなかったこともすごいですよね…。

そして、第3回と最終回の総数に占める個人票の割合はみんな多少なりとも上がってるんだけど、川西 拓実、大平 祥生の2人が2%以上、続いて佐藤 景瑚(ほぼ2%ぐらい)。ここは単純に伸び率と捉えていい部分だと思うので、強いなぁ。



まとめていて気になったこと

韓国版と日本版のバトルの役割の違い

・いまGyaO!さんで確認ができて自分が一番見てたのがシーズン2なので、そことの比較になってしまいましたが、基本的な流れが同じだったから見落としてたけど、日プとシーズン2だと、グループバトルとポジションバトルの役割やベネフィットも変わっているんだなと改めて思いました(映像で見返したわけじゃないけど、プエクもグループ→ポジション→(X復活バトル)→コンセプト)。この辺りは終わったらちゃんとまとめたいなぁ。

総投票数の考え方(2019/12/9追記)

「順位発表式」の総投票数は、ベネフィットも含めた数で発表されているものだと思っていたのですが、第三回で全員の投票数がわかったため、総投票数にはベネフィットが含まれていないと…。めちゃくちゃ勘違いしてた。なので、11/30の公開時と少し記事内容が変わってます。



終わりに

シーズン2との比較でお送りしていますが、一応ここも残しておきます。シーズン2も投票方法はwikiによるとやはり3回目対象となるところで、11pickから2pickになっているようで、参考までにシーズン2の第三回結果発表式までの投票数はこんな感じです(最後の国民投票が2pickだったのか、日プと同じく1pickなのかはわからなかった…)。


PRODUCE 101 season2 総投票数推移

第一回 24,699,267

第二回 55,365,681

第三回 8,407,397

最終回 16,121,922(オンライン投票+メール投票)

※シーズン2の最終回は、生放送中のメール投票が1票につき7票分としてカウント。


というわけで、データで見ていく日プでした。